量的・質的金融緩和

  • 2018/1/12

政府の権限で中央銀行がお金を供給

量的・質的金融緩和

アメリカのFRBが積極的にやってきた金融政策です。国の権限で政府の中央銀行からどんどん お金を供給するというシステムです。もう一つ、金利の上げたり、下げたりで操作する政策です。
量的金融緩和のことを中央銀行からお金を刷って、市場に供給することを言います。質的金融緩和は 金利の上げ下げのことを言います。このことを金融オペレーションとも言います。
この量的・質的金融緩和がとりだたされたのはアベノミクス、ドラギノミクスという日本や欧州の 量的金融緩和が始まったことです。アメリカは2009年から1000兆円程度、日本は2013年から 500兆円程度を市場にお金を供給してきました。その後、かなり遅れて欧州共同体の中央銀行 ECBからのお金の供給が始まって、量的金融緩和が始まりました。しかしながら質的金融緩和の ところは欧州もマイナス金利になっていたり、日本もマイナス金利したりと、金利が下げていく ことでしか、操作ができない状態になっています。本当は金利を引き上げて、金融危機が起こった 際にこの金利を引き下げることによって金融危機の混乱を収めたないといけませんが、今のところ、 アメリカが少しできる兆しがあるくらいで、日本でも欧州でも難しい状態です。


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